(21)出願番号 実願平4-20478 (22)出願日 平成4年(1992)3月4日 (65)公開番号 実開平5-72497 (43)公開日 平成5年(1993)10月5日 審査請求日 平成8年(1996)2月22日
(73)実用新案権者 592074108 株式会社田中伊雅 京都府京都市下京区万寿寺通新町西入 月見町72番地 (72)考案者 田中 雅一 京都府京都市西京区山田四ノ坪町3-10 (74)代理人 弁理士 村田 紀子 審査官 鳥居 稔 (56)参考文献 実開 昭62-88796(JP,U) 特公 昭49-43589(JP,B2)
(54)【考案の名称】 金属薄板を使用した象眼細工加工品 (57)【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 金属薄板1の表面に彫込み模様2を設け、所定形状に裁断した金属模様板Aの裏面を、接着剤3にて、木部Bに貼り合わせ、更に、前記彫込み模様2の少なくとも一部において、前記金属模様板Aと木部Bをネジ4で止め、木部Bの露出面5及び前記彫込み模様2に下地塗層6及び上塗り漆層7を形成し、前記漆層7の表面を金属薄板1の表面と同一平面となるように仕上げられており、前記ネジ4の頭が前記下地塗層6によって覆われていることを特徴とする金属薄板を使用した象眼細工加工品。 【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、彫込み模様を表した金属薄板を使用した象眼細工加工品に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来は、木部に漆を塗り、金属模様を象眼細工で表す際には、螺鈿細工のように、まず、木部に堅地下地を施し、はめ込む金具にあわせて、下地を彫込み、金具を木部の上に張りつけ、上塗り漆にて、塗り固め、その後、研ぎ出して、金具表面とその周囲の漆表面が同一表面となるように仕上げている。また、簡易な方法として、薄い金属片を下地の上に接着し、上漆にて、塗り固めることも試みられている。しかし、前者の方法では、下地の彫込みに手間と熟練を要し、また後者の方法では、金属片の安定した接着が困難であるだけでなく、いずれの方法においても、複雑な透かし模様のある金具では、金具の透かし模様に合わせて、漆を均一に研ぎ上げることは非常に困難であり、品質のよい製品は得難く、その応用分野には限度があった。 監修 日本国特許庁